八潮駅つばめクリニック通信  2008 vol.5

内臓脂肪ってなに?

脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。皮下脂肪は保温や内臓を保護するクッションのような役目をしています。

内臓脂肪とは?

内臓が動くために内臓にも筋肉が存在します。手足にある筋肉は横紋筋、内臓にある筋肉は平滑筋といいます。横紋筋も平滑筋も動くためにたくさんのエネルギーを必要とします。

このエネルギーを貯蔵する場が内臓脂肪です。

内臓脂肪は1日のなかで何回も脂肪を放出したり、取り込んだりしています。

食事で吸収された脂肪は血管に入り、その後エネルギー源となる中性脂肪を食後取り込みます。

空腹になると脂肪細胞のなかにある中性脂肪を遊離脂肪酸という形にして血管に放出し、横紋筋や平滑筋にエネルギーを供給します。さらに、一部の遊離脂肪酸は肝臓に供給されます。

 

中性脂肪

中性脂肪

内臓脂肪

 

食事をすると内臓脂肪に中性脂肪が取り込まれます。

 

 

 

空腹になると脂肪細胞の中性脂肪が消費されます。

 

 

 


食事で取り込まれるエネルギーが多く、空腹時に消費されるエネルギーが少ないと内臓脂肪はどんどん大きくなります。太りやすい体質と、太りにくい体質があるのは事実です。

でも、太るのは・・・あくまで食べる量が消費される量を超えた場合です!!

 

次回は、内臓脂肪が大きくなると何が起こるの??

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